いつもブログを読んで頂きありがとうございます。
この仕事をはじめた時からの目標の一つに、東京の経営者の皆さんに島根のコンサルタントが経営アドバイスをする仕事を頂く、ということがありました。
東京は日本のビジネスの中心で最新と最強が集まる場所です。情報も商流もほとんどが東京から地方への一方通行。
島根から東京のど真ん中へ価値を提供することは実に稀なことだからです。
まして、優秀なコンサルタントがひしめく東京市場へ、島根のコンサルタントが経営のど真ん中である人材育成について講演する機会をいただくとは想像もできませんでした。
僕は、ちばてつや原作「あしたのジョー」を映画館で見た世代なのですが、話の中のキーワードに「いつか泪橋を逆から渡る」という段平とジョーが交わした約束があります。
泪橋の先にあるドヤ街は社会からはじき出された人達が流れ着く街として描かれています。おそらく昭和30年代頃まで、このような街が実在したのだと思いますが。
そんな泪橋から都心の人達にも認められるスターが生まれる。都心の人達が泪橋に行きたくなる理由ができて街の価値が見直される。拳ひとつでその夢をつかみ取る。そんな未来の約束を二人が交わしていたのです。そして、最後は世界戦にまでたどり着くのです。
僕は都心から島根にIターンして19年、地方で日々奮闘することで、いつの日か東京の人達に「中島さん、教えてください!」と言わせたいとの思いがありました。
泪橋を逆から渡るではありませんが、いつか商流や情報を逆流させたい。地方で活躍する者の価値を東京に認めさせたい。
そんな思いもありSNSとブログを発信してきました。
まさかこんなに早く目標が叶うとは思いませんでした。 巨大スクリーンに自分の顔が映し出されたことは誤算でしたが、イベント参加者からも質問をいただいたり、オンラインでお話したりと楽しく充実した時間でした。
主催者からも嬉しい言葉を頂くことができました。
確かに運が良かっただけかもしれません。
それでも良いのです。確実に爪痕を残すことができました。
今まで見えなかった天から垂れている糸を確かなものとして見えるようになりました。
まだ何も成し遂げていない時に言うことではありませんが、5年後に振り返った時に事業が発展するきっかけとなった「あの時」があるとすると、この日がきっかけだったと言える気がしています。
これまで支えていただいた多くの方々へ感謝しつつ、都心でも「価値がある」と言って頂けるサービスをここ島根の地で今後も創り続けていきたいと思うイベントでした。
最後までお読み頂きまことにありがとうございました。
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