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一流の営業担当者は本当に鼻が良いのか問題について


一緒に働いていて同じような業務しかしていないのになぜか成績が良いという人いませんか?


アイツはなぜか運が良い。鼻が利くらしい。なぜかお客様から評価が高い。お客様から「アンタ、良いタイミングを見計らったように来るね!」と言われる人。

時々いますよね。


本人にその秘訣を聞いてみると「運が良いだけ」とか「目標を常に強く意識しているだけ」等なんとも抽象的な返事が返ってきます。

これは一体どういう現象なのでしょうか?掘り下げて考えたことはありますか?





その秘訣について、私なりの結論を先に言うと、彼らに共通するのは、比較にならないほど圧倒的な行動量を常に保っていることがあげられます。比較にならないほど行動しまくっているのです。


冒頭のケースはこれで説明がついてしまいます。

つまり、行動量(顧客訪問回数)が多いので、相手が来てほしいと思っている時にちょうど訪問する確率が少し高くなるということなのです。


月に1回しか顔を出さないし電話もしない人と、毎週訪問あるいは最低でも電話で連絡を入れる人では、タイミングの良い場面にたまたま遭遇するチャンスが比べ物にならないのはシンプルに算数の問題です。


その上、行動量が多い人は、上司に言われたからやっているのではなく、やりたいからやっているのです。やりたい!と言うと多少の語弊もあるのですが「これ良いかも?」と思った時には即行動してみる習慣がある人達なのだと思っています。


これといって科学的な論拠に基づかない「主体的な」行動量が多いのです。「せっかくだからやってみよう」「試しにやってみよう」「良さそうだからやってみよう」「ついでにやってみよう」等、そこまで論理的に考えずに行動にどんどん移しているということです。


やりたいからやっている程度にしか自覚していないので、本人も大変な努力している自覚が薄いのです。だから聞かれる「運が良いだけ」と捉えがちなのでしょう。

だから謙遜しているわけでもないのです。





おそらく、一般の人達と比べて当たる確率にはそこまで大差はないのです。多少高い程度でしょう。秘訣も特別なやり方もスキルもノウハウも本人の自覚は無いはずなのです。


単純に打数が比較にならないほど多いだけ。それに乗じてヒット数が多くなっているという実にシンプルな話なのだと思っています。


本人が誰より努力している自覚がない上「目標を強く意識しているだけ」と言われるので「毎日強く意識すれば願いはいつか叶う」と誤解されてしまうことすらあるようです。


言うまでもありませんが、状況を変えるのは行動なので、強く意識しているだけでは状況は変わりません。強く願っているだけでは何にも起こらないのです。


そもそも「強い意識が大切」と言われる意味は、言われなくともやりたいように好きなだけ行動しまくっている人であるという前提条件においては、後は「ブレずに強く願っていれば必ず結果が出る」と言えるという意味なのです。


「願えば叶う」と聞きますが、それはそこに圧倒的な行動量があることが前提なのですね。





では、圧倒的な行動量とはどれくらいの量なのでしょうか?


それはきっと「これだけやれば大丈夫」という確たる基準はないと思っています。


あるとすれば「考える前に行動する」等の抽象的な行動指針と、お客様に喜ばれるために働くという理念を実現しようとする姿勢との掛け合わせによって生み出される行動量なのだと思います。


「喜ばれるかもしれないけどたま今度の機会に」程度の姿勢ではいつまで経っても圧倒的な行動量には到達しないかもしれないですね。


いつか成果が出た時に振り返ってみてください。「あなたは鼻がいいよね!」と言われた時に自身の行動量を振り返ってみてください。きっとそれが一つの答えです。


仲間を引き合いに出し「彼はいつも運がいい!」と羨んでいる間は、圧倒的な行動量には未だ達していないと言えるのでしょう。


少なくとも自分が誰にも後ろ指さされないほどお客様のために誠心誠意行動できている時には、周囲の雑音は不思議と気にならなくなるものなので。次に気づいた時には、自分が羨まれる側に回っているはずなのです。


その時の行動量が圧倒的な行動量なのかもしれないですね。


若い頃と同じように「良いと思ったら即行動」「気になったので即行動」今でもできていますか?


良い結果を自ら生み出すには、ごちゃごちゃ考える前にどんどん行動に移してみて下さい。

きっと、行動する前には想像もできなかった景色が見えてくるはずです。



最後までお読みいただきありがとうございました。


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