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わかった気になるのはキケン。「課題把握」の重要性

更新日:2023年7月5日


走るのが速い人はどんな人でしょうか? 走るのが速いと「脚力がある」と称されることが多いと思います。

これを「本当にそうなのか?」と疑う人は少ないと思います。


では、「速く走れるようになりたい!」と言われたら何とアドバイスしますか?


「速く走る」ことはすでに知っていることなのでザックリとは理解できていると思います。


ベトナム語を教えて!とか、ブロックチェーンの弱点は?と聞かれても絶句すると思いますが、速く走る方法なら何とか答えられると思うのではないでしょうか。




「速く走る」ことを理解していますか

では、さらに質問です。

①足の筋力が強い人は全員速く走れるでしょうか?

②「走るのが速い」とはどういう状態を指すのでしょうか?


100m走のことですか?

3000m障害でしょうか?

フルマラソンでしょうか? 平面を走るのでしょうか? 山道を走るのでしょうか? その人は小学生ですか? 60歳の女性ですか? 目が見える人ですか? 重い荷物を背負っているのでしょうか? そこは灼熱の砂漠ですか? 真夜中のジャングルですか?


10年以上走ったことがない人ですか?

全国大会優勝を目標にしている人ですか?


以上のような様々な論点を問われると、思わず絶句しますよね。


自分本位では課題を解決できない

自分が知っていることと解った気になっていることは年々増える一方です。 ただし、それらは自分本位の理解であって、相手が求める課題を解決するのに役立つレベルかどうかは別の話です。


目の前に「速く走りたい!」と言う人がいたら、その人が求めるイメージは十人十色。 前述した通り、それぞれ課題が違うからです。


さらにやっかいなことに、本人が自分の課題に気づいてすらいないことが意外と多いです。


ちなみに、質問①は速く走るための個々の身体的な特徴が論点です。速く走ることを人の身体の構造的な視点で考えようとしています。


脚力以外に必要な要素として、腹筋、背筋、体重、身長、腕力、骨密度、肺活量etc…。論点はとても多いです。


つまり、冒頭の「走るのが速い人」は脚力が突出している人だとしても、それだけで速く走れるかを語ることはできないのです。


質問②は走る環境、目的についての論点です。


ちなみに、富士北麓24時間駅伝を何度か完走した経験からの考察として、翌日最も激しい筋肉痛に襲われたのは足ではなく両肩でした。

足の筋肉痛は大したことなかったので、走る時は足以外の筋力が必要だと痛感しました。


これはあくまで僕個人の場合です。他の人が同じとは限らないことです。



まずは課題の把握から

以上のように、目の前の人が口にした課題を、自分の理解の範囲内で拙速な対応をすることは必ずしも課題の解決に近づかない場合があります。


このことからも、課題を解決するのに最も重要なのは、何よりまず課題を特定することだと思っています。そのためには、まず現状を把握しようと努めることが何より大切になってきます。


解った気にならず、現状を把握すべく飽くなき模索が必要なのです。


なぜ、それが課題となったのか?

前提条件は?

外的要因は?

そもそも真っ先に解決すべき課題はそれなのか?


課題を解決したはずなのに、少ししたら元に戻ってしまったことを誰もが経験したことがあると思います。


あるいは、長い間継続努力しているのに思ったような成果が出なかったこともあると思います。


それは、ひょっとすると課題を「わかった気になって」対処してしまったのかもしれません。 課題の把握が甘かったのかもしれません。 根本的な課題はそこではなかったのかもしれません。


みなさんは、課題解決に動き出す前に、

なぜその課題が生まれたのか? どうすれば防止できたのか? そもそも根本的な課題は何なのか?

を探り出そうと模索していますか。


現状把握を軽視して解った気になり、それより課題の解決策(ノウハウ)や最新のツールにばかり関心が向いていませんか?


なによりまずは課題の特定に力を注いで見て下さい。



最後までお読み頂きありがとうございました。

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